みなさんこんにちは。めェこです。
今日は「夫が育児ノイローゼになった時」のお話をしたいと思います。
育児って、嬉しいことや幸せな瞬間がたくさんあるけれど、同時にものすごく体力も気力も削られていきますよね。
今回は、里帰りを終えて自宅に戻ってからのある日、夫との間で起きた出来事をきっかけに、私自身が気づいたこと、そして夫婦でどう乗り越えたかを記録として残そうと思います。
「うちは大丈夫」と思っていた私たちが直面した、心のすれ違い。
どこかの誰かの、心の助けになれたら嬉しいです。
里帰りから自宅に戻って1ヶ月ほど過ぎたある日
その日は休日で、夫はお休み。
朝早くから赤ちゃんはギャン泣き、うんち漏れでオムツ替え、着替え、授乳…。
バタバタの私は、ワンオペの疲れもあってイライラしていました。
洗面所で赤ちゃんの服を洗おうとしたら、いつの間にか起きていた夫と鉢合わせ。
何をするでもなく立っているように見えた夫に「起きてたなら手伝ってよ」と、いつもより強い口調で言ってしまいました。
すると夫は、ぽつりと
「俺、もう無理だよ」と。
「何が無理なの?」と聞き返す私。
育児に協力的な夫に感謝はしていましたが、
正直、心の中では——
“掃除、洗濯、食器洗い、何度も泣く我が子のお世話に夕飯の支度、夜のお風呂と寝かしつけまで全部私がやってる。
「夜しんどかったら呼びに来ていいからね」(夫は仕事もあるので睡眠優先のため別室)って言われても…爆睡してるのわざわざ起こしても戦力にならないじゃん。
家にいる間くらい手伝ってよ。オムツ替えてよ、泣いたら抱っこしてよ。”
なんだか私だけが頑張ってるような気がしてました。
でも夫は、本当に限界だった。
消え入りそうな声で、
「このままだと壊れそう」
そう言いました。
私はその時、
「このままだと家庭ごと壊れてしまうかもしれない」
と思いました。
押し付けていた“私の理想の育児”
それをきっかけに、私は少し冷静になって、夫との育児を振り返りました。
私は、2ヶ月間の里帰り期間で“私の育児リズム”を築いていました。
朝起きて、赤ちゃんが泣いたら、うんちをしたら……決まった流れで動いていたことが心地よかった。
里帰り中も、夫は毎週のように会いに来てくれて、ミルクやお風呂を手伝ってくれました。
だから、私は“私のやり方=夫にとっても心地よい育児”だと、疑いなく思い込んでいたのです。
でも違いました。
私にとって心地よいリズムがあるように、夫にとっても心地よいリズムがある。
そしてそれは、私とは違って当然なのです。
夫が「壊れそう」と言うまで、私はそのことに気づけませんでした。
夫からのSOS、そして話し合い
夫の言葉を受けて、私も少し気持ちを整理した上で、夫に詳しく話を聞いてみました。
「赤ちゃんが可愛いと思えない時がある。泣き声に苛立ってしまう」
私はとても驚きました。
私はどれだけ泣かれても可愛いと思っていたから。
でも夫は、沈んだ気分のときは赤ちゃんの顔を見るのがつらいと…。
それ以来、私は赤ちゃんを連れて朝いちばんに夫を起こしに行くのをやめました。
「朝いちばんに赤ちゃんの顔を見る=幸せ」
私は勝手に信じていたけど、夫にとっては違ったのです。
「泣いてるから抱っこしてって言わないでほしい。自分なりに向き合ってる」
赤ちゃんが泣いているとき、
「赤ちゃん泣いてるから抱っこしてあげて〜」と声掛けしていました。
今となっては自分でもびっくりですが、
「泣かせっぱなしにするなんて、私にとっては育児放棄と同じ」
と言ったこともあります。
夫なりの向き合い方を無視して、
「私の正解」を押し付けていました。
結果的に、私は夫を追い詰めていたのです。
私たちが決めた、3つのルール
話し合いを経て、夫婦で決めたルールがあります。
夫は夫のペースで育児をする
うんちしちゃったからオムツ替えて〜など、
声をかけなければ分からないことは伝える。
でも、育児の手順やタイミングまで「私の基準」で指示しない。
“私が気になるなら私が解決する”
私は初めの3-4カ月、赤ちゃんが泣いているのがストレスでした。
泣いててうるさい!ってのじゃなく、
赤ちゃんが泣いてる!お世話してあげなきゃ!!って感じで。
それなら自分でお世話しなさいって話です。
でも、私自身もしんどい時は夫に助けを求めることにしました。
その日の“心の元気度”を共有する
私が毎日つけている育児日記に、お互いの元気度をニコちゃんマークで記入。
「今日どう?」って聞かれるより、そっとマークで伝えられるのが楽でした。
どちらかが元気がない時は、元気な方が頑張る日。そう決めました。
心に余裕ができたら、育児はもっと楽しくなった
このルールを徹底したことで、お互いが楽になりました。
心に余裕ができて、「笑って過ごせる時間」がぐっと増えたんです。
赤ちゃんの泣き声にも、夫の沈黙にも、私のイライラにも、ちゃんと理由があって。
それに気づくまで時間がかかってしまったけど、話し合えてよかった。
最後に
育児は“チームプレイ”ってよく言うけど、
チームであるためには、お互いのやり方を尊重することが大切なんだなと感じました。
“私の育児”ではなく、“わたしたちの育児”に変えていくこと。
それが、夫婦で育児をしていくうえで本当に大事なことだったと、今は思います。
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